概要
近年、日本各地で発生している道路陥没や鉄道脱線、トンネル崩落といったインフラ事故の背景には、高度経済成長期に整備された施設の老朽化と、それに伴う点検・管理体制の不備が深く関わっています。埼玉県八潮市での道路陥没事故を皮切りに、イギリスでの類似事例や、JR函館線での貨物列車脱線事故、そして甚大な被害を出した笹子トンネル天井板崩落事故など、具体的な事例を挙げながら、その原因と対策の遅れを解説します。 さらに、学校の体育館の床剥がれや校庭の釘、市営プールの排水口事故といった身近な場所での危険性にも言及。中国で起きたエレベーターやエスカレーターの事故例も紹介し、ずさんな管理体制が世界共通の課題であることを示唆します。財政難や人手不足が深刻化する中で、インフラメンテナンス元年として対策が叫ばれるものの、未だ多くの危険箇所が放置されている現状を浮き彫りにし、AIやデジタル技術による解決の可能性にも触れ、警鐘を鳴らします。