概要
香川県高松市にそびえ立つ高松シンボルタワーは、四国一の高さを誇るランドマークです。かつて岡山県と高松市を結んだ連絡船の廃止後、瀬戸大橋開通を機に新都心構想の目玉として、県と市が主体となり総事業費400億円を投じて建設されました。しかし、その華々しい開業の裏で、既存の経済中心地である高松中央通りのオフィス街を衰退させ、深刻な空室率問題を引き起こしたと指摘されています。
現在、タワー内の商業施設マリタイムプラザは、観光客向けではないテナント構成や空きスペースが目立ち、集客に苦戦しています。さらに、2024年にはJR高松駅直結の高松オルネが開業し、魅力的なテナントと賃料の安さで強力な競合相手となっています。また、同時期にオープンした穴吹アリーナ香川による集客効果も期待されるものの、サンポート高松エリア全体が観光地としての魅力を十分に発揮できていない現状が浮き彫りになっています。
高松シンボルタワーは、毎年多額の税金で赤字を補填している状況にあり、「税金の無駄遣い」との批判も少なくありません。民間主導の開発が難しいとされるこの地域で、既存施設をいかに活用し、地区全体で連携して観光客を呼び込むか、その未来は大きな課題を抱えています。動画では、この巨大建築物が抱える問題の深層と、今後の展望についてさらに詳しく掘り下げていきます。
