概要

兵庫県神戸市に位置するポートアイランドは、かつて世界最大の人工島として注目を集めました。三宮からわずか10分という好立地にもかかわらず、現在、島の商業施設は空きテナントが目立ち、活気を失いつつあります。最盛期と比較して人口が25%も減少した背景には、企業の衰退や人々の生活様式の変化など、複合的な要因が絡み合っています。

この人工島は、高度経済成長期の神戸港における貨物取扱量の爆発的な増加に対応するため、1963年に構想されました。山を削り、その土砂で海を埋め立てるという壮大な「山海へ行く」計画のもと、1981年にはポートアイランド1期が竣工。同時開催されたポートピア博覧会は大成功を収め、神戸市は「株式会社神戸」と称されるほどの勢いを見せました。しかし、その後の経済状況の変化や都市開発の進展が、島の運命を大きく左右することになります。

動画では、ポートアイランドショッピングセンター東急ポートアベニュー商店街といった主要商業施設を巡りながら、現在の寂れた状況を具体的に紹介。かつての賑わいを偲ばせる昭和レトロな雰囲気と、シャッターが目立つ現状が対照的に描かれています。住民の買い物行動が島の外へ向かう傾向も指摘されており、この人工島が抱える課題の深さが浮き彫りになります。後編では、さらに深く衰退の原因と島の未来について掘り下げていくとのことです。