概要

日本各地、特に沖縄には、太平洋戦争の遺産である不発弾が今も数多く残されており、その発見と処理は現代社会においても重要な課題です。爆撃機や砲弾、機雷などが何らかの原因で爆発せずに地中に埋まっているこれらは、信管の不良や火薬の劣化が主な原因とされています。その危険性は大きく、地雷であれば半径300m、大型爆弾では半径1km以上もの避難範囲が必要となることもあります。

実際に、過去には三重県桑名市木曽崎町や沖縄県糸満市で不発弾の爆発事故が発生し、死傷者が出ています。沖縄県が本土復帰した1972年から2016年までの間に全国で約11万件、4255トンもの不発弾が処理されており、そのうち沖縄県だけでも3.6万件、1768トンと驚異的な量に上ります。特に那覇市、浦添市、糸満市での発見件数が多く、完全に処理が終わるまでにはまだ80年かかるとも言われています。

さらに、1942年には北海道で有別機雷事故という大規模な悲劇も発生しました。旧ソ連製とみられる機雷の公開爆破が、当時の情報不足と戦意高揚の思惑から大惨事を招き、100名以上が死傷しました。現代においても、東京都江東区のタワーマンション建設現場や釜石艦砲射撃のあった岩手県釜石市中妻町山頂面などで不発弾が発見されており、戦争の爪痕が今も私たちの生活に影響を与え続けている現実を、この動画は深く掘り下げています。