概要

2021年8月、アフガニスタンタリバンが20年ぶりに権力を掌握し、ガニ政権が崩壊しました。米軍輸送機にしがみつく国民の衝撃的な映像が世界を駆け巡る中、なぜこのような事態が急に起きたのか、その背景には複雑な歴史的経緯があります。

アフガニスタンは40年以上前から紛争が絶えず、ソビエト連邦の介入、そしてアメリカの関与を経て、内戦が激化しました。この混乱の中で台頭したのがタリバンです。彼らは、パキスタン難民キャンプで過激な思想を教え込まれた子供たちが中心となって形成され、一度はアフガニスタン全土を支配。しかし、9.11同時多発テロをきっかけとしたアメリカの攻撃により、その政権は崩壊しました。

その後、アメリカの支援で新たなアフガニスタン政府が樹立されましたが、汚職や戦闘意欲の欠如が深刻化。20年後の米軍無条件撤退発表を機に、タリバンは瞬く間に勢力を回復し、再びカブールを制圧しました。国際社会はアフガニスタンが再びテロの温床となることを懸念しており、今後の動向が注目されています。