概要
終戦記念日に放送された火垂るの墓を巡り、SNSで話題となった「アメリカ軍によるナパーム焼夷弾投下は虐殺」という投稿の真意に迫ります。映画で描かれる神戸大空襲の背景には、野坂昭如氏自身が体験した1945年6月5日の空襲があり、その被害は神戸市全体の約56%が破壊される甚大なものでした。この空襲で用いられたナパーム弾は、油脂系の焼夷弾の一種で、ナフサを主成分とし、900〜1300度の超高温で広範囲を焼き尽くし、付着すると消火が困難な恐ろしい兵器です。ベトナム戦争でも使用され、ファン・ティー・キム・フックさんの「ナパーム弾の少女」の写真がピュリツァー賞を受賞し、反戦ムードを高めた歴史があります。
現代ではナパーム弾は国際条約で厳しく制限されていますが、MK77火炎爆弾として形を変えて存在し、イラク戦争などで使用されたと報じられています。現在の国際人道法では、神戸大空襲のような住宅密集地への焼夷弾投下は戦争犯罪とされる可能性が極めて高いと評価されます。区別原則、無差別攻撃の禁止、均衡性の原則といった国際法の観点から、当時の行為が現代の基準でどのように評価されるのかを解説。
さらに、スタジオジブリ作品の都市伝説として、宮崎駿監督の崖の上のポニョに隠された「死後の世界」説も紹介。久石譲のインタビューや、ブリュンヒルデという名前の由来、作中の不思議な描写から、この作品が単なる子供向けファンタジーではない可能性を探ります。戦争の悲惨さを伝える火垂るの墓の重要性と、ジブリ作品の奥深さを再認識させる内容です。