概要
地方の商業施設が人口減少や少子高齢化の煽りを受け、閉鎖後に「負の遺産」として放置されるケースが増えています。兵庫県高砂市に存在するサンモール高砂もその一つ。かつては姫路市や加古川市からも集客するほどの賑わいを見せたこの施設は、なぜ閉館し、そして8年もの間、解体されずに残されているのでしょうか。
サンモール高砂は1976年に三菱倉庫と西友が開発したオープンモール型の商業施設で、最盛期には5つのモールで構成されていました。しかし、周辺に大型商業施設が開業したことや、駅周辺の少子高齢化による客単価の低下が響き、核店舗であった西友は2015年に閉店。その後、施設全体がアスクプランニングに売却され、耐震強度不足を理由に2017年に完全閉館しました。
現在、東館と南館は解体されたものの、西館だけが手付かずのまま残されています。その理由は、西館に併設された分譲マンション「タカソゴハイツ」の存在。42人の所有者との立ち退き交渉が難航し、広大な駅前一等地が活用できない状況が続いています。動画では、この複雑な問題の背景と、高砂市が描く駅前再開発計画、そして商業施設一体型マンションが抱える現代的な課題を掘り下げます。
