概要

日本経済が未曾有の好景気に沸いたバブル時代。その陰で「バブルの女帝」と呼ばれ、数千億円規模の資金を動かした謎多き人物がいた。彼女の名は尾上縫。大阪の高級料亭「江川」の女将でありながら、その実態は「北浜の天才相場師」として金融界に絶大な影響力を持っていた。貧しい生い立ちから這い上がり、霊感めいた予言で投資家たちを魅了し、巨額の資金を集めていった彼女の人生は、まさにバブルそのものだった。 しかし、永遠に続くかに見えた好景気は、プラザ合意をきっかけとした金融政策の転換により、あっけなく崩壊する。株価と地価の暴落は、尾上縫の築き上げた巨像をも揺るがし、やがて彼女は巨額詐欺事件の主犯として逮捕されることになる。本動画では、尾上縫がいかにしてその地位を築き、そしていかにして転落していったのか、その波乱に満ちた生涯を深掘りする。さらに、バブル崩壊がもたらした「失われた10年」が、現代の世代間格差にどう影響しているのかについても考察し、歴史の教訓を紐解いていく。